photoshopのグラデーションで寒々しい写真に

結婚新聞制作サイト「BANANABOAT」のphotoshop講座をご覧いただきありがとうございます。今回のテーマは、写真を「寒々しい印象」にするための加工についてご紹介したいと思います。以前は暖かみのある写真にするにはどうすれば良いかについて書きましたが、その逆バージョンになります。結婚新聞写真にはあまり適さないかもしれませんが、何かのお役に立てれば幸いです(笑)

ベースとなる写真は、暖かみのある写真加工の時に使った素材と同じものを使用します。フリー素材を取得できるpixabayからお借りしています。

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ベースとなる写真

Contents

色相・彩度で寒色系の色合いに

まず、写真を寒色系の色合いに調整してみましょう。色合いの調整は、「レイヤー」→「新規調整レイヤー」→「色相・彩度」で値を変更します。

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レイヤー→新規調整レイヤー→色相・彩度を選択

色相は30~40、彩度は-10程度に

写真素材にもよるのでしょうが、寒色系の色合いを出すには色相を30〜40くらいに設定するのが良さそうです。私は30に設定してみました。さらに、彩度も若干下げると(-10くらい)、色が少し灰色に近づいて寂しい感じに近づきます。

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色相・彩度を変更して寒色系にする

グラデーションで寒色を足す

写真の色相・彩度を変更したら、次はグラデーションレイヤーを作成して寒色を足しましょう。

中心円以外の部分に青色グラデーションをかける

グラデーションレイヤーの作り方は「レイヤー」→「新規塗りつぶしレイヤー」を選択します。描画色は青色(R:65 G:102 B:175)に設定。「グラデーション:」は「描画色から透明に」、グラデーションスタイルは「円形」、「逆方向」にチェックを入れて、中心円以外の部分にグラデーションがかかるようにします。

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描画色を青に設定する

グラデーションのかかり過ぎを抑える

グラデーションがかりましたが、このままでは色がかかる部分が大きいため、かかりを抑えます。「グラデーション:」をクリックすると、グラデーションの分岐を調節するスライダーが出てきますので、右側のカラー分岐点の位置を「50%」になるまで移動します。これで、色がかかる部分が少し外に出ました。

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グラデーションレイヤーを追加する

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グラデーションを逆方向に設定

不透明度を下げて青みを抑える

最後にグラデーションレイヤーの不透明度を下げて完成です。レイヤーチャンネルから不透明度のスライダーを20%くらいまで下げてみてください。青色が薄まり、画像に馴染みましたね。

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寒々しさを出した時の加工画像

ちなみに、暖色を足した時の画像も載せてみましょう。かなり印象が違いますね。みなさんもphotoshopで試してみてください。

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完成した画像

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ABOUTこの記事をかいた人

新聞社の記者をしています。仲間との起業を夢見て、これまでに学んできたノウハウを記しておきます。現在、主に結婚新聞や企業・団体向けの広報紙を制作していますが「こんな紙面をつくってほしい」とのご要望にも随時お応えしています。