もうすぐゴールデンウィーク(GW)も終わり。それぞれの日常へと帰っていく最後の休日を楽しんでいますか。
今回は、当サイトが作ったスポーツ新聞風レイアウトを久々に更新したいと思います。2017年1月に制作の依頼があった方の挙式がGW期間中に行われたため、作品を公開します。
Contents
「結婚式に参加できない人にも新聞を配りたい」と依頼
今回作らせていただいた作品はこちら。北海道在住の方から依頼をいただきました。この度は大変おめでとうございます。
最初に以下の旨の依頼メールが届きました(以降、制作のやりとりは全てメールで行なっています)。
あとからなぜこのサイトに依頼しようと思ったのかアンケートで聞いたところ、「2016.12に作られた海外挙式の新聞を見て、画の綺麗さに惹かれました。こんなの作りたいな、でも自分たちじゃ無理だよな、と思っていて過去記事を読んだりしていたのがこちらのサイトでした」と教えていただけました。書いた記事が届くべき人のところに届いてくれたようで、とてもうれしくなりました。
テーマは「かわいらしいスポーツ新聞」
この作品のレイアウトのテーマは「かわいらしいスポーツ新聞」です。
依頼者は女性で、スポーツ新聞風の制作を依頼しましたが、送られてきた写真を見ているとスポーツ新聞というよりも一般紙や英字新聞風のレイアウトの方が似合っているような気がしました。とはいえ、依頼者の意向に沿わないわけにもいきません。そこで、スポーツ紙をなるべくかわいらしいデザインに仕上げることはできないかと考えました。
送られてきた写真は計10枚。どれも優劣をつけがたく、なるべく全部使ってほしいとの意向もあったので、表面は2人の出会いに関する文章に特化させて、裏面はアルバム的な紙面構成に。
スポーツ紙ではパロディー新聞だと基調色を変えるとパロディーの雰囲気が壊れるのでしょうが、完全オリジナル紙面であれば関係ありません。女性らしさ全開でピンクを基調に紙面を作りました。
依頼者持ち込み企画「新聞の縦読みメッセージ」
依頼者が肝いり企画として持ち込んだのは、新聞の縦読みを使った隠れメッセージでした。
私も新聞の縦読みメッセージは結婚新聞で挑戦したことがなかったので、とても新鮮でした。当初のデザインは縦読み部分にピンク色の下地を敷いておきましたが、依頼者からは「さりげなく置いといて、気づいてもらった方がうれしい」と言われたため、取り消した経緯があります。確かにその通りかもしれません。
細かい要望が通るか、追加料金を不安視
紙面を9割がた作り終えたところで、運営の参考にしようとアンケートにも答えていただきました。依頼者はアンケートで紙面について以下のように振り返っていました。
失礼な表現になってしまったらごめんなさい。あなたの新聞さんのサイトでは、他社のテンプレ作品との違いや本物の記者さんにしかできない仕事だよなーと思わせる、ちゃんとした人(編集のプロ、文章力のある方)が書いてくれるのかな、という文章が熱意を持って書かれていたので、、、どんなものかなーと思いご連絡させていただきました。
依頼者は「時間がなくても大丈夫」「写真を多めに送って」という他社サイトのセールストークを不快に感じていたようです。「時間がなくても作れる=レイアウトはテンプレートだから写真や記事をそっくり入れ替えるだけで完成」なのですから、流れ作業と思われても仕方ないでしょう。
経営的に数をこなすのは大切なことですが、一人一人に合ったレイアウトを提案して、お互いが納得できるような紙面にならなければ、結果として満足度は低くなるのは避けられません。
「ゲストに自慢できる作品になった」
今回は依頼メールから約10日でスクリーンショットで初校を提示したときの依頼者のメールです。
その後も細かい修正や追加をしていき、3週間でデータの納品となりました。
事情があって式に来られない方にもふたりの出会いを知ってもらいたい。みんなに自慢できるような素晴らしい結婚式にしたい。結婚新聞をつくりたいと思っている方は、みんなそう願っているに違いありません。だからこそ、ユーザーは制作に対する「本気度」をホームページから見ているのだと思いました。
テンプレートの流れ作業に終始する業者と、時間はかかるものの一からレイアウトを考えて作る「あなたの新聞」。あなたは、どちらに新聞を作ってほしいですか?お忙しいなか、最後までお読みいただきありがとうございました。
記事を読ませていただいて、記者さんは名古屋在住とのこと…こちら遠く北海道札幌になりまして、そういった場合はモニターに参加出来かねるでしょうか。
新聞は友人に向けて、自分たちのことをより知ってもらう目的でもあるのですが、結婚式に参加できるかどうか、長時間の外出ができるかどうかいまはまだわかりませんが、体調の芳しくない祖父にも、馴染みのある新聞という形で、結婚式を報告できたらと思っておりました。