意外と知らないphotoshop「⌘+数字」

BANANABOATでは、ハイクオリティーな結婚新聞を制作するための技術を惜しみなく紹介したり、制作を請け負ったりするサイトです。最近のブログでは、photoshopを駆使した面白い加工技術について数多く取り上げてきましたが、今回は新たに「意外と知らない」シリーズを立ち上げてみました。

photoshopの中でも、あまり使う機会のない技術や、「これってどうやって使うの?」と疑問に思っている効果もたくさんあるでしょう。そんな悩みに細かく応えてゆけるシリーズになればと思っています。

Contents

スクリーンショットを撮ろうとしたら、画面が灰色になる

初回は、「意外と知らない⌘+数字」についてです。「⌘」はMacユーザーではない方にとっては馴染みが薄い記号だと思いますが、「commandキー」です。windowsで言うところの「ctrl」みたいなもので、単体では反応しませんが他のキーと組み合わせて押すことで、ショートカットコマンドを実行するのに大変便利なボタンです。

yellow-mountains

ベースとなる写真(pixabayよりお借りしています)

キーの押し間違いで予期せぬ事態に

しかし、間違えて目的のキー以外を押してしまうと、予期せぬ事態となりうるので注意が必要です。特に注意したいのが、先に述べた「⌘+数字」です。

photoshop講座ではたくさん制作過程の画像を撮影するために、頻繁にスクリーンショットを使います。スクショのコマンドは「⌘+shift+3」で画面全体、「⌘+shift+4」で範囲指定することができます。

「⌘+3」を押したらモノクロ画像に

ただ、押すべきキーを一つ見逃すだけで、画像が大きく変わってしまいます。私の場合、shiftを押し忘れて「⌘+3(4)」などとショートカットをしてしまうことがたまにあります。

ちなみに、photoshopで「⌘+3(4)」を押すとどうなるのか。結果は、画像が灰色っぽくなってしまいます。

mono1

スクリーンショットを撮ろうとしたら「モノクロ画像」に変化

「いきなりモノクロ画像に変わってしまったじゃないか」と驚かれる方もいるでしょう。かくいう私もそうでした。

RGB(CYMK)モードになっているのに?

画像をカラーに直そうとして「イメージ」→「モード」を選択しても「RGB(またはCYMK)カラー」のままです。⌘+Zで一つ前の状態に戻ろうとしても効かない、ヒストリーでも何らかのコマンド起こした形跡は見当たりません。

mono2

RGBカラーなのにモノクロ画像?

チャンネルのカラー要素を1つだけ選択している状態

では、どうすれば良いのでしょうか。答えは簡単。チャンネルパネルのカラー要素がレッド(またはグリーン)のみを選択している状態になっているので、これを再びRGBカラーに直してあげれば良いだけの話です。ショートカットなら「⌘+2」でRGBカラーに戻れます。ちなみに、⌘+5はブルー色素のみを選択します。

mono3

レイヤー画像もカラーのまま。レイヤーの隣にある「チャンネル」に目を向けると…?

mono4

チャンネルで「シアン」のみ選択された状態でした

「⌘+2」でカラーの全色表示に戻れる

CYMKも、それぞれシアン(⌘3)、マゼンタ(⌘4)、イエロー(⌘5)、ブラック(⌘6)となりますね。

「⌘+Z」で選択範囲が読み込まれた?

ちなみに、チャンネルパネルを表示させ、特定の色のみを選択した状態で⌘+Zを押すと、「チャンネルを選択範囲として読み込む」のコマンドが実行されます。「一つ前に戻ろうとしたら、選択範囲がなぜか読み込まれた」などと慌てないようにしましょう。

mono5

チャンネル選択状態で⌘+Zを押すとチャンネルが選択範囲が読み込まれる

ちょっとしたミスでとんでもない変化が起こってしまうのがphotoshopですが、戻り方さえ覚えておけば安心ですね。今後も、このような小技を挟みながら講座を続けてゆきます。

warm20

photoshop elementsが4800円以上安くなるキャンペーンを展開中

現在、Amazonで2016年3月31日まで、「Adobe Elements 14」シリーズがAdobeストア参考価格より25%以上オフのキャンペーンを展開しています。通常価格は14,901円が、今なら10,081円で手に入れることができます。このチャンスを逃すことなく手に入れておきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

新聞社の記者をしています。仲間との起業を夢見て、これまでに学んできたノウハウを記しておきます。現在、主に結婚新聞や企業・団体向けの広報紙を制作していますが「こんな紙面をつくってほしい」とのご要望にも随時お応えしています。