BANANABOATでは、ハイクオリティーな結婚新聞を制作するための技術を惜しみなく紹介したり、制作を請け負ったりするサイトです。最近のブログでは、photoshopを駆使した面白い加工技術について数多く取り上げてきましたが、今回は新たに「意外と知らない」シリーズを立ち上げてみました。
photoshopの中でも、あまり使う機会のない技術や、「これってどうやって使うの?」と疑問に思っている効果もたくさんあるでしょう。そんな悩みに細かく応えてゆけるシリーズになればと思っています。
Contents
スクリーンショットを撮ろうとしたら、画面が灰色になる
初回は、「意外と知らない⌘+数字」についてです。「⌘」はMacユーザーではない方にとっては馴染みが薄い記号だと思いますが、「commandキー」です。windowsで言うところの「ctrl」みたいなもので、単体では反応しませんが他のキーと組み合わせて押すことで、ショートカットコマンドを実行するのに大変便利なボタンです。
キーの押し間違いで予期せぬ事態に
しかし、間違えて目的のキー以外を押してしまうと、予期せぬ事態となりうるので注意が必要です。特に注意したいのが、先に述べた「⌘+数字」です。
photoshop講座ではたくさん制作過程の画像を撮影するために、頻繁にスクリーンショットを使います。スクショのコマンドは「⌘+shift+3」で画面全体、「⌘+shift+4」で範囲指定することができます。
「⌘+3」を押したらモノクロ画像に
ただ、押すべきキーを一つ見逃すだけで、画像が大きく変わってしまいます。私の場合、shiftを押し忘れて「⌘+3(4)」などとショートカットをしてしまうことがたまにあります。
ちなみに、photoshopで「⌘+3(4)」を押すとどうなるのか。結果は、画像が灰色っぽくなってしまいます。
「いきなりモノクロ画像に変わってしまったじゃないか」と驚かれる方もいるでしょう。かくいう私もそうでした。
RGB(CYMK)モードになっているのに?
画像をカラーに直そうとして「イメージ」→「モード」を選択しても「RGB(またはCYMK)カラー」のままです。⌘+Zで一つ前の状態に戻ろうとしても効かない、ヒストリーでも何らかのコマンド起こした形跡は見当たりません。
チャンネルのカラー要素を1つだけ選択している状態
では、どうすれば良いのでしょうか。答えは簡単。チャンネルパネルのカラー要素がレッド(またはグリーン)のみを選択している状態になっているので、これを再びRGBカラーに直してあげれば良いだけの話です。ショートカットなら「⌘+2」でRGBカラーに戻れます。ちなみに、⌘+5はブルー色素のみを選択します。
「⌘+2」でカラーの全色表示に戻れる
CYMKも、それぞれシアン(⌘3)、マゼンタ(⌘4)、イエロー(⌘5)、ブラック(⌘6)となりますね。
「⌘+Z」で選択範囲が読み込まれた?
ちなみに、チャンネルパネルを表示させ、特定の色のみを選択した状態で⌘+Zを押すと、「チャンネルを選択範囲として読み込む」のコマンドが実行されます。「一つ前に戻ろうとしたら、選択範囲がなぜか読み込まれた」などと慌てないようにしましょう。
ちょっとしたミスでとんでもない変化が起こってしまうのがphotoshopですが、戻り方さえ覚えておけば安心ですね。今後も、このような小技を挟みながら講座を続けてゆきます。
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