あなたの新聞も気づけば5年目。2016年までは主に友人向けにしか作品を作ってきませんでしたが、17年になるとようやく全く知らない方から問い合わせを多くいただけるようになりました。
やや不得意なスポーツ紙の依頼やプロフィールブックのように新聞を作るなど、新境地の開拓を意識。飛躍の1年となりそうです。
和柄をイメージした結婚新聞
2017年の第一弾となる作品は、和柄を意識した結婚新聞です。
2016年末に制作した海外挙式風の新聞は専属のカメラマンが撮影した素材をいただいたので、一枚で使うだけでも絵になるものでしたが、今回の写真は前作と比べると地味な印象が否めません。「大きく使ってほしい」と要望があった中面の集合写真も、背景に家屋が映るなどの悩みがありました。
そこで、背景に色々な写真を散りばめることで、不要な背景を隠すことができる役割があるのではと考えました。この発想はピタリとはまって、地味な印象だった写真も一気に華やかになってデザイン的にも満足のいく作品となりました。
派手だけどスタイリッシュなスポーツ新聞風結婚新聞
第二弾はスポーツ新聞風の紙面です。スポーツ新聞風の作りについては、実はあまり得意ではありませんでした。表面は凸版の見出しなどをでっかくあしらっていけばそれなりに形になると思って作っていましたが、裏面の作りが難しいのです。
裏面は表のような派手な見出しを使うとごちゃごちゃした印象を受けますし、かといって大人しく文字のみの見出しを使うとスポーツ紙らしくない。そのバランスを考えながら作った結果がご覧の紙面です。背景を組写真風に使っているのも、紙面をにぎわせるためのポイントになっています。
企業の創立記念新聞(福岡のエントリーグループ様)
「この度、会社の創立記念に合わせて、社内で配る新聞を作成したいと考えていた所、こちらのページに行きつきご連絡させて頂いております。こちらで取材したものをお送りすればデータとして作成して頂くことは可能なのでしょうか?」
5月末に、このようなお問い合わせメールがありました。福岡の人材派遣大手「エントリーグループ」の創立記念新聞の作成依頼です。全部でA3の12ページという特大ボリュームを約10日間で作成するという超過密スケジュールでしたが、何とか乗り切ることができました。
普段作る結婚新聞とは違い、各部署ごとに個性ある紙面を展開しなければならないと思い、持てるアイデアと技術を出し尽くしたつもりです。
レイアウトを終えた後にクライアント様からの追加原稿が来て、その度作り直すなどの二度手間があるなど、短時間で紙面を作らなければならないキツさもありましたが、なんとか納期に間に合わせることができ、ホッとしています。
プロフィールブック的な結婚新聞
結婚式の流行として人気を読んでいるプロフィールブック。これに新聞的な要素を掛け合わせたらどうなるのか?という挑戦的な一作です。
手書き風の英文字や吹き出し、線は素材集の力に頼りました。素材自体の力もすごいのですが、やはり大事なのは素材の組み合わせ方でしょう。シンプルさとにぎやかさのちょうど良いバランスを探りながら作った一作です。
海外で撮影?英字新聞風の結婚新聞
わざわざ他社への依頼をキャンセルして、あなたの新聞に依頼をくださりました。どうやら、2016年12月に制作した作品を見て「一目惚れ」をしていただけたようです。
写真素材の良さを生かし、依頼者様のご希望通りにA4・4ページの全面レイアウトをデザイン。取材でお二人のことをうかがうと、ロックバンド「Acid Black Cherry」のファンとのことで、記事や見出しに曲名や歌詞を登場させることで、より希望に沿う紙面を作ることができました。
愛車も一緒に!希望を叶えたオリジナル結婚新聞
依頼をいただいたお二人は、車のカスタムが大好きとのこと。そこで、題字にも愛車をあしらった加工画像を作成したり、車の仕様を紹介したりすることで、よりオリジナル感のある結婚新聞となりました。
あれもこれも載せたい!メリハリに悩んだ結婚新聞
「ふたりのテーマソングの歌詞を載せたい」「余興で義兄がお笑い芸人に扮するので告知を載せたい」。
オリジナル紙面に対するこだわりが強い依頼者様の希望を満たすため、アイデアを凝らした一作となりました。歌詞は全部載せるとそれだけで紙面が埋まるので、QRコードで歌詞ページに飛ぶようにしたり、雑多な中にもメリハリをつけようとしたり…。表面はなるべくスッキリ、裏面でコンテンツを充実させたいというのが、制作者である私の意図です。
今後も制作した紙面を掲載していく予定ですので、定期的にご覧いただければありがたい限りです。