Bananaboatは、photoshopの使い方がいまいちわからない人向けに贈る活用講座も不定期に展開しています。今回は浮き彫り風のロゴをphotoshopで作ってみます。使うのはレイヤースタイルの「ベベルとエンボス」「シャドウ(内側)」です。
Contents
「ベベルとエンボス」「シャドウ(内側)」で立体感を演出
最初に横書き文字ツールで適当に文字を打ち込みましょう。適宜、文字パレットでフォントファミリーやフォントサイズ、テキストカラーを設定。今回は背景の白と違いがわかるようにテキストを少し濃いめのブルー(#0096FF)にしてみました。
ベベルとエンボス
ここまではよくある一般的なテキスト文字ですよね。ここからがphotoshopの力の見せ所。文字の質感を自由に調節できるのがレイヤースタイルです。「レイヤー>レイヤースタイル>ベベルとエンボス」を選択。
初期状態から変えた数値はサイズを15px、陰影では角度を135度、高度も65度にしてみました。すると、丸々しくかつ瑞々しいロゴが出来上がりましたね。
シャドウ(内側)を追加
これだけでも十分な気もするのですが、シャドウ(内側)をつけてさらに立体感を出してみましょう。カラーは深い青色(0131FE)に設定。ここでも角度を135度にして、サイズを25px程度にしてみましょう。色に深みがかかってよりくっきりしました。これでロゴは完成です。色をつけただけのテキストとは段違いです。
「ベベルとエンボス」サイズで立体感に差
ここで、完成したロゴから数値を変化させて、ロゴの微妙な変化について調べてみました。最初に「ベベルとエンボス」でサイズを15pxから8pxに減らしてみました。立体感が少なく、丸みが抑えられているのがわかります。サイズの値を抑えることで派手さを抑えることができそうです。
「ベベルとエンボス」ソフトの値で光沢感がぼやける
続いて、上記のサイズを維持したままソフトの値を4pxまで足してみました。ほんの少しですが、ロゴの中の光沢感がぼやけたのがわかりますでしょうか。
「シャドウ(内側)」の角度をつけるとくぼんだ状態に変化
今度は、シャドウ(内側)の角度をいじってみました。最初に作ったロゴでは135度でしたが、今度は-50度と大きく値を変化させてみました。すると、ロゴが浮き彫りとは逆にくぼんだ状態へと変化を見せました。
「シャドウ(内側)」の距離は影のかかり具合を調節
シャドウ(内側)の中で距離の値を大きく変化させてみました。50pxへと変化させると左上から右下にかけて深い青(シャドウ)がロゴを染めていくのがわかるでしょうか。値が大きいほどシャドウは右下へと侵食していきます。
「シャドウ(内側)」のチョークサイズで影の濃度を調節
同じくシャドウ(内側)でチョークサイズを変化させました。値を50%にしてみると、シャドウが濃くなり、水色の部分がなくなりました。チョークによって影の濃度を調節できるようです。
「シャドウ(内側)」のサイズでも影のかかり具合に変化が
シャドウ(内側)のサイズを大きくしてみたところ、チョークほどではありませんが、影のかかり具合が大きくなっています。
「シャドウ(内側)」のノイズによってロゴの質感がざらつく
最後に、シャドウ(内側)画質コーナーのノイズの値を変化させました。ロゴの中の色がざらついた質感になりました。
レイヤースタイルはかけあわせて使うと深みが増す
浮き彫りロゴを作るために、レイヤースタイルで「ベベルとエンボス」を使うとそれだけで立体感のあるロゴにすることができるのですが、シャドウ(内側)も追加することでロゴにより一層立体感が増します。レイヤースタイルの効果は単体ではなく、かけあわせて使うことで質感により深みを持たせることができるのです。
コメントを残す