photoshopのフレア効果で写真に暖かみを

結婚新聞を制作しているBANANABOATでは、写真にひと手間を加えたいと考えている方向けに手順通りに踏まえるだけでできるPhotoshop講座をブログに書いています。

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フレアやフィルターで暖色を表現

今回は、写真を暖かい印象にするための技術についてご紹介します。暖かいといいましても、人によってさまざまな印象を持たれるでしょうが、今回作ろうと考えているのは人の内面からフワーっとにじみ出るような暖かさを演出できるような効果を想定しています。

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ベースとなる写真

トーンカーブで画像を明るく

暖色を加えるためのテクニックとして、Photoshopではフレアやフィルターを利用してみます。と、その前に写真自体を明るくするため、トーンカーブをかけます。
「イメージ」→「色調補正」→「トーンカーブ」を選択したら、グラフをくいっと上へ持ち上げて曲線をつくりましょう。私は今回、下図のように2点を持ち上げて明るくしてみました。

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トーンカーブで画像を明るく

フレアを作る

今度はフレア作りに移ります。レイヤーパネルから「新規レイヤー」を作成し、ツールパネルで「描画色:白」を選びます。グラデーションツールは、グラデーションのかかり方を決めるオプションで「クリックでグラデーションを編集」から「ブリセット」を選択、「描画色から透明に」を選び、「円形グラデーション」「不透明度:70%」と設定します。

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では、新規作成したレイヤーを、画像の上から数回なぞってみてください。ただし、同じ部分ばかりなぞるのではなく、上から横へ流れるようにランダムな幅でドラッグするのが。上手にフレアをかけるコツです。右から左にドラックしたら、下の部分は左から右にドラッグするといった具合に交互に効果をかけてゆきましょう。すると、ほんのり明るい円形の白色グラデーションが画像の上に乗りましたね。

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フレアを乗せた画像

暖色(オレンジ色)のフレア作り

続いて、暖色のフレアの作成に移ります。暖色とはオレンジ色のようなものをイメージしていただけたらわかりやすいと思います。新規レイヤーを作成し、ツールパネルで描画色を「R:255」「G:190」「B:100」と設定するとオレンジ色ができあがります。

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描画色をオレンジに設定する

次は、ブラシツールを使って人物の周りにオレンジ色のフレアを作ります。オプションバーでソフト円ブラシを選択したら、大きめの直径を選択。オレンジ色がきつくならないように不透明度を20%まで落とします。先述の通り、ブラシで人物の周りを一筆で塗ってみてください。外側が濃く、内側が薄くなるようにブラシは画像にかするくらいの気持ちで塗ってみてください。

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ソフト円ブラシ

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ソフト円ブラシで人物の周りを塗りました

ここから、暖色フレアの調節に移ります。暖色フレアを作った一番上のレイヤーを選択し、レイヤーパネルの「レイヤースタイルを追加」、「カラーオーバーレイ」を選びます。描画色は「R:255」「G:190」「B:100」のオレンジ色にします。レイヤーの描画モードは「乗算」「不透明度:30%」に設定してみましょう。

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カラーオーバーレイを選択

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カラーオーバーレイを乗せた画像

仕上げは、レンズフィルターを使い、画像全体に暖かみを出してゆきましょう。レイヤーパネルから「新規調整レイヤー」→「レンズフィルター」を選択します。さらに「カスタム:オレンジ系の色」「適用量:10%」と設定し、「輝度を保持」にチェックを入れたら、完成です。全体的に薄いオレンジ系の色が広がり、暖かみが増しましたね。

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レンズフィルターを追加します

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レンズフィルターを「カスタム」設定にして適用量は10%、輝度を保持にチェックを入れます

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完成した画像

今では、このような面倒な作業をしなくてもクリック一つでこのような効果を与えられるアプリくらいあるのでしょうが、細かいところまで設定をするにはやはり労を惜しんではいけません。自分で画像を自由に変化させることができるPhotoshopの楽しさを、みなさんも体験してみてはいかがでしょうか。ちなみに、講座で使用しているバージョンは最新の「CC2015」です。バージョンの違いによってはやり方に差がでるかもしれないのでご容赦ください。

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ABOUTこの記事をかいた人

新聞社の記者をしています。仲間との起業を夢見て、これまでに学んできたノウハウを記しておきます。現在、主に結婚新聞や企業・団体向けの広報紙を制作していますが「こんな紙面をつくってほしい」とのご要望にも随時お応えしています。