とにかくおしゃれな結婚新聞を作りたいー。そんな願いを叶えるべく「あなたの新聞(以下、あな新)」には、これまで多くの方が制作を依頼してきました。中でも一番人気は、英字新聞風の結婚新聞。今回は、2017年10月の結婚式向けに作った作品と、新聞を上手に作るる3つのコツを紹介します。特にWordで新聞を自作しようと考えている方に観ていただければ幸いです。
Contents
コツ1:スペースが狭いA4紙面では内容を分けて掲載する
今回作成したタイプはA3の紙面を半分に織る形で活用した1ページA4の紙面です。構成は以下の通り。
- 1面:リード文と目次
- 2・3面:本文
- 4面:プロフィールと結婚式に関わった方へのお礼
画面では実感に乏しいとは思いますが、A4はスペース的に非常に狭く感じるものです。A4サイズで新聞を作る場合は、入れるコンテンツを限定させる必要があります。今回のように、リード文と本文を分割すると、1面が表紙のように見えるので、よりスッキリとした印象を持たせることができます。
今回の紙面を見れば、どのくらいの分量の記事が適切かを知ることができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
依頼者の方は「あれも入れたい、これも入れたい」と希望を詰め込みがちです。晴れの日を飾る紙面なので気持ちは理解できますが、私としてはコンテンツの詰め込みはおすすめできません。紙面のスペースには限界があります。スタイリッシュなレイアウトを希望するのであれば、掲載する内容は厳選しましょう。
コツ2:英字新聞風は写真素材の完成度が命
みなさんは、英字新聞風のレイアウトに何を求めますか?多くの方は、なんとなくスタイリッシュなイメージを持っているのではないでしょうか。そのスタイリッシュさを生み出しているのは、写真であると私は考えています。
今回いただいた素材は、前撮りの写真が素晴らしいクオリティーで、まるで海外で撮影しているような雰囲気です(実際は国内のようですが…)。だからこそ、写真をできるだけ生かしたレイアウトにしたいと考えました。
そのレイアウトは中面(2・3面)に現れています。A4の2ページ分、つまりA3紙面を横いっぱいにつかったレイアウトです。メーンとなる写真を大きく貼って、さらには他の写真も合成で入れています。状況によっては1枚だけ大きく貼るのもアリですが、背景が寂しい場合、適度に写真を入れてにぎやかすとバランスがとれるでしょう。
コツ3:配色は薄く淡く、上品さを意識する
新聞紙面に海外風っぽい雰囲気を出すには、配色に気をつける必要があります。上手な写真は背景がぼけたふわっとした写真であることが多く、こうした写真は配色が淡い傾向にあります。この写真に合わせて配色を決めましょう。
写真に多く使われている色をメーンカラーに据えて、ハーモニールールに従って親和性の高い色を散りばめると、違和感なく紙面を作ることができるでしょう。私はアドビ・イラストレーターに備わっているカラーガイド機能を使っています。
おさらい
海外風の新聞を作るためのコツをもう一度おさらいしましょう。
- 1ページにコンテンツを詰め込みすぎない
- 完成度の高い写真を厳選して大きく貼る
- 薄めの配色を心がけ、文字や見出しなどにも色をつける
上記で紹介した紙面は、残念ながらWordのテンプレートで作れるようなものではありません。そして手前味噌になりますが、結婚新聞の制作を生業としている業者には、このようなレイアウトはできません。実際に画像検索で探していただければ一目瞭然です。
あな新が作る新聞が理想に近いと感じていただけたら、お問い合わせからご依頼ください。
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