photoshopは写真を加工して楽しく、よりスタイリッシュに見せることができる業界標準のソフトです。今回は、写真をポップに見せるために縁取りでペーパークラフト技術について挑戦します。
Contents
手順は3工程で完成
今回用意したのは、以下の画像です。
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これらの画像を利用して簡単なクラフトアートを作りたいと思います。
工程としては、
- ドットの背景作り
- 立体感のある丘作り
- 人物・動物の切り抜きと縁取り
の3つを解説してゆきます。
カラーハーフトーンでドットの背景作り
まず、ドットの背景作りから入ります。
「塗りつぶし」→「不透明度」を下げる
Photoshopを立ち上げたら、描画色のツールパネルでピンク色を作るため「R:255」「G:200」「B:255」と設定します。続いて、地となるレイヤーを新規作成して「編集」→「塗りつぶし」を実行。ピンク色の地ができあがりました。
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ピンク色の地をカラーハーフトーンにした画像
ここから「フィルター」→「ピクセレート」→「カラーハーフトーン」→「最大判系:20ピクセル」で実行すると、ドットパターンが完成します。好みの問題ですが、個人的にはピンク色が強い気がするので、不透明度を下げて(今回は20%)にして、薄いピンク色にしました。
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不透明度20%まで下げたピンク色の地色
立体感のある丘を作る
パスで土台や丘を切り抜く
次に、芝生を切り抜いて変形させることで、立体感のある丘を作ります。芝生と丘のレイヤーをそれぞれ作成。芝生は長方形、丘は半円を描くようにパスを作成し、パスのチャンネルからそれぞれの「作業用パス」を保存。選択範囲を読み込みこんだら、切り抜いたパスの外側を消すため「選択範囲の反転」(Macならshift+⌘+I)で不必要な外側を消します。
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芝生の切り取り用写真
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切り抜いたパスチャンネルから「選択範囲を作成」
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切り抜いたパスで丘と芝生の土台を作りました
土台のレイヤーは手前に芝生、奥に丘がくるように重ね方を入れ替えています。
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芝生と土台のレイヤーの重ね順
レイヤースタイルで立体感を出す
ただ、これでは丘と芝生の奥行きがわかりにくいので、立体感をつける必要がありそうです。ここでは芝生の一つのレイヤーを選んで「レイヤースタイルを追加」を選択します。
レイヤースタイルは「ドロップシャドウ」→「描画モード:乗算」「カラー:黒」「不透明度:50%」「角度:−150%」「距離:5px」「サイズ:5px」に設定します。このスタイルを他の芝生レイヤーにも適用させるため「レイヤースタイル」→「レイヤースタイルをコピー」を選択し、それぞれのレイヤーにあてはめます。
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レイヤースタイルを適用
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丘や土台に立体感がでました
丘のダブり感は「水平方向に反転」で解消
すると、土台や丘に影や立体感が出ました。しかし、元写真の芝の色が赤くて不自然ですね。そこで、「レイヤー」→「調整レイヤー」→「色相・彩度」→「色相:+20」「彩度:-10」「明度:+10」と設定、調整レイヤーは一番上にします。また、丘の1つのレイヤーを選択したら、「編集」→「変形」→「水平方向に反転」を選択すると、ダブった感じが解消されます。
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芝の色相・彩度を変更させます
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芝生の調整レイヤーは一番上まで持ってきましょう
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芝生の色が緑色に変わりました
画像を切り抜き縁をつけて配置
今度は画像を切り抜いて配置しましょう。ペンツールで人や動物の輪郭に沿って選択範囲を作成し、「編集」→「コピー」で土台の画像にペーストするか、選択範囲を反転させて背景を削除して画像を配置してください。
配置した画像の大きさを変更しよう
ペーストさせた画像は自由変形(⌘+T)で大きさを自由に変更させましょう。切り抜いた画像は適当な位置に配置させます。
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切り抜いた人や動物を自由変形で配置させた
白い縁のつけ方
最後に、切り抜いた画像に白い縁をつけてペーパークラフト感を出します。切り抜いたオブジェクトを選択してから「レイヤー効果」→「境界線」→「サイズ:10px」「位置:外側」「不透明度:100%」「カラー:白」、「ドロップシャドウ」→「描画モード:乗算」→「カラー:黒」「不透明度:70%」「角度:-150°」「距離:10px」「スプレッド:10%」「サイズ:30px」と設定しました。
このレイヤースタイルをコピーし、他の動物や人物にも適用させましょう。できあがった画像は以下の通りです。
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完成画像
Photoshopは画像のニュアンスを変えるだけでなく、工作のように切り取った画像をクラフト風にアレンジすることができます。素材はフリーでpixabayから取得できるので、あとはこの手順通りにこなせば誰もが同じような画像を完成させることができます。みなさんもチャレンジしてみましょう。
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