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新聞作りの本丸、紙面を組んでみよう
当サイトでは新聞制作ソフト「朝刊太郎」の解説を書いてきました。今まではアプリケーションの操作方法や、見出しの作り方についてご紹介させていただきましたが、ついに本丸である新聞の組み方について書いてゆきます。
新聞を作る時、1面に入るコンテンツとして最低限必要なコンテンツは、
- 題字
- 写真
- 記事
- 記事につく見出し
この4つです。
題字は新聞の顔であり、1面であることの印でもあります。新聞も記事ばかりではつまらないし、「華」がなければサマにならないでしょう。記事量にもよりますが、なるべく写真は大きく張りたいものですね。
そんな訳で、新聞の最も一般的な1面のレイアウトといえば、上の図のような感じになるのではないかと考えました。
整理記者も原寸の割り付け用紙にレイアウトを書いたり、組版端末の上に仮スペースを置いたりしてレイアウトを日々考えているのです。
ちなみに、上の画像で作った仮スペースは仮空白で作っています。仮空白の作り方は、過去記事:見出しの作り方編をご参照ください。
横見出しを作る
まず、横1段の見出しを置いてみましょう。
見出しの置き方は、記事の流し方や、写真の置き方と同じ。
やり方は簡単、置きたいところをダブルクリックするだけです。
置いた仮空白をダブルクリックしても、見出しの作成画面へ移ることができます。
写真を配置しよう
次に、写真の配置にチャレンジしてみましょう。
最初に、朝刊太郎のアプリケーションに画像を取り込みます。「画像」コーナーに「取り込み」ボタンがあるので、PC内にある画像ファイルを指定します。
今回は、サイトのアイキャッチ画像で毎回大変お世話になっている写真のフリー素材サイト「pixabay」から画像をダウンロードさせていただきました。いつもありがとうございます。
画像を選択し、写真を置く予定の仮空白をダブルクリックすると、「サイズが違います。仮空白の大きさへ変更しますか?」との警告が出ました。画像の大きさより、仮空白の方が大きかったようですね。しかし、仮空白に合うように自動的にサイズ変更してくれるので助かりますね。
欄外部分に文字を打ち込む
今度は欄外部分に文字を打ち込んでゆきましょう。
入力画面では、文字列1から5まで並んでいます。新聞を参考にして、文字列を入力してみました。文字列1は題字の号数、2は題字の名前、3は日付、4は曜日、5はページ数の数字を打ち込んでみました。すると、組版領域の外側に文字が出てきましたね。
しかし、これでは配置に偏りがありますし、各項目の表示にメリハリがありませんよね。そこで、文字列をつかんでマウスで移動させた後、題字名のフォントを明朝にして、字も大きくしてみました。すると、下の画像のように調整することができました。
題字と記事の間に罫線を引く
今回、題字の制作に関しては別項で書こうと思うので省略しますが、題字分のスペースを取ってあるので、見出しで「題字」と打っておいておきましょう。
しかし、これでは見出しと記事の境があいまいですね。そこで、罫線を引いておきましょう。
罫線の引き方はctrlを押しながら、始点から下にドラッグしてゆくと罫線を引くことができます。これで題字と記事の境がはっきりしましたね。
リード(前文)の作り方
記事の流し方は過去の記事でもご紹介しましたが、リード(前文)の作り方は説明してませんでしたね。リードも仮空白を利用して前分を流し込みます。
記事をつかんで、仮空白をダブルクリックすると、記事を流し込むことができます。上の画像が完成図なので参考にしてください。仮空白の容積以上に記事量が多いと記事があふれてしまいます。必要に応じて仮空白のスペースを拡大するか、文を削ってみてください。
また、リードを箱にしたい方は本文と分けて用意しておいた方が、作業がしやすいと思います。
後半へ続く
上部の方は完成に近づきましたが、まだまだ下部がさみしい印象を受けます。後半は、空いたスペースに「箱」を作り、さみしい印象を解消してみましょう。
新聞製作を代行します
当サイトでは、新聞の製作も代行しています。結婚新聞のような「お祝い新聞」をはじめ、企業・団体の広報誌の製作も請け負うなど、新聞であればどのような形でも作ることができます。自分では新聞を作れそうにない、新聞を作る時間がない方にはおすすめです。
2017年2月現在は任意団体であるため、記事の作成費用やレイアウト代はいただいておりません。ただ、活動維持費として編集ソフトの一部料金(作る紙面の規模にもよりますが決して高くありません)を負担してもらっています。
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