photoshopを使った写真の効果的な見せ方として、第3段は写真にふわっとした質感を与えるためのテクニックについて解説したいと思います。

ベースとなる元写真
上に見えるコスモスの写真を題材に使います。フリー素材としてpixabayから取得しました。いつも大変お世話になっています。
Contents
シャドウを明るくする
まず、ベース写真をphtoshopに読み込ませたら、ふわっとした質感を出すために、シャドウ部分を明るくする必要があります。「レイヤー」→「新規調整レイヤー」→「特定色域の選択」を選んで、色みを調節しましょう。

新規調整レイヤーから「特「定色域の選択」を選ぶ
特定色域の選択からYMCKの色を調節
色の調節は今回、カラーは「中間色系」、シアン「+10%」、マゼンタ「−20%」、イエロー「−20%」、ブラック「−20%」に設定しました。

色みを調節しましょう
レベル補正で画像の明るさ調整
さらに、その上に「新規調整レイヤー」→「レベル補正」を選んだら、続いて一番右端にあるスライダー(場合によっては真ん中も)を気持ち左に寄せてみると、画像が明るくなります。

レベル補正で一番右(または真ん中)のスライダーを気持ち左にずらして明るさを調節しよう
青みの強さもポイント
上で紹介したレベル補正でブルーを少し強く出すと、淡いイメージに近づきます
レイヤーを水色で塗りつぶす
今度は一番上のレイヤーを新規で作り(「レイヤー」パネルから「新規レイヤー作成」)、描画色を水色にします。今回は描画色「R:205」「G:235」「B:245」に設定しました。その後、塗りつぶしツールで新規作成したレイヤーを全面水色に塗りつぶしてしまいましょう。

一番上に新規作成したレイヤーを塗りつぶした状態
描画モード「乗算」後に不透明度を下げてゆく
まあ、当然水色一色の絵になりますね(笑)。ここからレイヤーパネルの描画モードを「乗算」にして、水色で塗りつぶしたレイヤーの不透明度を下げてゆきましょう。今回は、不透明度を50%に設定してみました。

水色で塗りつぶされたレイヤーの不透明度を50%にして描画モードを乗算した状態
段階を追って画像を並べてみた
どうですか、雰囲気が明るく、より幻想的なイメージに近づけたのではないでしょうか。目が慣れてくると変化がわかりにくいので、段階を追って画像を並べてみました。

ベースとなる写真からふわっとした写真になるまでの過程
左からベース写真、特定色域の選択でシャドウを取り除いた写真、レベル補正後で明るさと青みを強くした写真、最期が水色レイヤーを乗算かつ不透明度50%で設定した写真となります。ベース写真との違いがよくわかると思います。
Photoshop初心者も手を動かしているうちに操作は覚える
最近は、こうした作業もアプリ一つで出来る時代となって、プロの作業がずいぶんと身近になりました。しかし、アプリでは表現しきれない細かい部分の調整となると、やはり本家のソフトにはかないません。こちらのページをご覧いただいた初心者の方も、書かれているがまま操作しているうちにどんどん上達してゆくので頑張りましょう。
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