Photoshopのロゴ制作は「レイヤー効果」をいかに使いこなせるかが重要だと私は思います。今回は、シンプルながらもエンボスがさりげなくきいた少しだけ立体感のあるアイコン作りにチャレンジしてみます。
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Photoshopで角丸長方形のシェイプを作る
Photoshopでまず適当な大きさの長方形を作ります。アイコンらしさを出すため、ツールバーから角丸長方形ツールを選択。
面上でダブルクリックすると、大きさの設定画面が出るので、正方形となるように設定(図では850px)。半径も適当な大きさにしましょう(今回は100px)。中心からにもチェックを入れておきます。
これで、ベースとなる角丸の長方形ができました。
グラデーションオーバーレイで色付け
ここからPhotoshopの肝となるレイヤー効果の設定に移ります。
最初にグラデーションオーバーレイを選択。グラデーションの角度を135度にして、カラーは左上から右下に向かって濃くなるイメージで設定。
グラーデーションオーバーレイを設定後の角丸長方形です。余談ですが、最近のアイコンはよりシンプルさを追い求める傾向にあるので、立体感を追求せずにのっぺりしたデザインですよね。
レイヤー効果で「ベベルとエンボス」
次にベベルとエンボスをかけましょう。初期設定から変化させているのは、構造では深さ「120」サイズ「30」、陰影では角度「135」高度「65」、光沢輪郭は円錐(反転)、ハイライトの不透明度「100」、シャドウの不透明度「60」にしました。
上記の設定をした結果、アイコンがほんのりエンボス加工されたように盛り上がりました。左上に少しだけ光が当たっているようなデザインになっていますよね。これは、陰影で「包括光源を使用」にチェックが入っているためなのです。初期設定では左上から照らすようになっています。
シャドウ(内側)
続いて、シャドウ(内側)の設定に入ります。構造にある描画モードは「ソフトライト」、カラーは「白」、不透明度は「100」、角度は「135度」、距離「20px」、チョーク「0%」、サイズ「20px」、包括光源はオフに設定。
ドロップシャドウ
最後にドロップシャドウを適用させます。構造の不透明度は100%、角度は135度。包括光源も使用にチェックを入れておきましょう。
これでPhotoshopを利用した、エンボスをさりげなく効かせたアイコンの土台が完成しました。
テキストレイヤーで文字を載せる
このアイコンの土台の上に自由に文字を載せてみましょう(使用したフォントは「サンセリフ」)。これでアイコンの完成となります。結婚新聞の題字として添えるだけでも際立ちそうですね。
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