どう作る?ブライダル新聞のレイアウト公開

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結婚新聞は記事と写真があれば作ることができます。しかし、どう作ればよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

今回は「あなたの新聞」が普段、どのような過程を経て新聞のレイアウトを考えているのかをご紹介します。私の場合は、IllustratorとPhotoshopを使って新聞を作っています。

今回は画像をギャラリー形式にしてあるので、画像をクリックすると写真が順を追って見ることができます。

結婚新聞の1面は写真を全面に配置

題字を作る

まずは結婚新聞の表紙から。最初に題字をつくりましょう。1面は全体リードと二人の出会いについて書かれています。最初にフォント選んで文字をデザインしましたが、これだけでは寂しく感じます(写真1)。そこで二人のロゴをつくりました(写真2)。

リードを配置

続いて、右上にリード文を配置(写真3)。題字や前文を上に持っていくのは一般的ですが、これらは決して上にあればよいというものではありません。写真の配置次第では中盤や下にあっても問題はないと思いますが、本文より下にいくのは望ましくありません。

フォントは私が気に入っている有料フォント、モリサワの「はるひ学園」を使用。柔らかい文字で堅苦しさを抜くことができます。

見出しもイレギュラーに

見出しも一般的な結婚新聞は「結婚」がドーンとでかい見出しで飾られているものがほとんどですが、今回の作品はあえて「結婚」の2文字は入れていません。なぜなら、会場に来て新聞を受け取っている時点で二人が結婚していることをことさらでかく見出しでとる必要はないと思うからです。

それよりも、二人が結婚までに至る過程を見出しで表現したほうが、新聞としては優秀なのではないでしょうか。そう考えながら「駆け抜けた愛」という見出しをつけました。二人の結婚に至るまでの時間が短く、濃いものであるという意図を込めています(写真4)。

写真を全面配置

次に、写真を全面配置します(写真5)。全面配置にしている理由は新聞のサイズがA4で小さいこと、そして写真がきれいなので、あまりに小さく扱うのはおかしいと判断したからです。

写真を配置すると文字が見えにくくなりますよね。そこで、文字の下に白いぼかしを入れましょう。題字とリード文、見出し、本文を覆うように白いぼかしをいれました(写真6)。

これで文字は見やすくなりましたが、今度は白いぼかしが着物に乗っかってしまっているため、せっかくのきれいな柄が隠れてしまっています。これを解決するには、白いぼかしの上に着物が乗るようにしなければいけません。

そこで私はPhotoshopで右側の女性だけ切り抜いて、白いぼかしの上に切り抜いた女性のレイヤーを重ね置きしました。これで着物の柄が隠れることなく全面レイアウトが完成です(写真7)。

結婚新聞のプロフィール面の作り方

続いて表紙の裏面にあたる4ページ目をつくります。この面はプロフィールとなっています。

最初にメーン写真を配置(写真8)。面に一つはメーンとなる写真がないと紙面が細々した印象になってしまう。さらに、メーン写真に特段の面白みがなければ平凡な紙面になりがち。今回の写真も大きく使ってほしいとのリクエストを受けて配置しているものの、大きく使うには周りが寂しい気がします。

不透明マスクと不透明度で幼少の面影を出す

そこで、二人の幼い頃の写真をそばに配置することによって、幼い頃と成長した姿との対比を見せたいと思いました。かといって普通に置くのではやはり面白みがありません。そこで、幼少写真を丸く切り抜いて、さらにIllustratorの不透明マスクをかけ、ここから不透明度をいれて微妙に背景が透けるように設定。これで、幼少写真が面影のように見えます(写真9、10)。

テーマカラーを敷く

次にメーン写真の説明を左上に配置(写真11)。このため、上は少しだけスペースを開けておきました。メーン写真の下にはプロフィール用の記事をそれぞれ配置(写真12)。写真と記事の間に二人のポーズ写真を入れるため、テーマカラーを敷くことにします。

テーマカラーは1面にあった着物の色(紫)に合わせることにしました(写真13)。Illustratorのスポイトツールを使って着物の紫色部分から色を抽出しています。

敷いたテーマカラーの上にあらかじめ切り抜いておいた写真を中央に配置(写真14)。その横に氏名とローマ字を添えました。これでも少し寂しい気がしたので、テーマカラーと切り抜き写真の間に細い線をいれて少しだけにぎやかしました(写真15、16)。

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お礼の文章を吹き出し風に載せる

下部の空いているスペースも「お礼の文章を入れたい」とのリクエストに応え、二人がそろってお礼を述べているレイアウトが望ましいと考えました。そこで、中央にお礼の文章、左右に人物写真を配置。人物写真はIllustratorの画像トレース機能を使って、ポスターのジャケット写真風にイラスト加工を施しています。春に近い色が良いかと思い、イラストは赤を強めに入れて桜色っぽい雰囲気を出しました(写真17、18、19)。

最後は上の空いたスペースでプロフィールの見出しを入れる必要があります。ただ、普通の見出しでは面白くないので、飼い犬の画像と吹き出しでさらににぎやかしてやろうと考えました。

犬の吹き出しに配置した文字はフォントをさらに加工。Illustratorの「効果」からラフを少しだけかけることで文字をカクカク、細くさせることで普通の文字とはちょっと違った印象に仕上げました。これで裏面も完成です(写真20、21、22)。

結婚新聞の見開きレイアウト

見開きで写真を配置するが寂しい雰囲気に

最後は中面(2・3ページ)をつくりましょう。最初に見開きで写真を配置。写真は本来、膝から下もあったがここはトリミング。写真として面白みがないので、できるだけトリミングをすることでシャープな使い方をする必要があると判断した(写真23)。トリミングをして稼いだスペースを利用して見出しと記事を横4段組みで入れた(写真24、25)。

しかし、リクエストがあったとはいえ、写真をでかく使うには背景も寂しく、お世辞にも目を引く写真とはいえない。

写真を散りばめる作戦

そこで、背景に思い出の写真を散りばめることでなんとかにぎやかせないかと思案。白い地をつくり、上に画像を乗っけて写真風に見せる(写真26)。重ね方もランダムに、少しずつ角度をつけることで緊張感が生まれて、よりデザインぽく見える。さらに、立体的に見せるため写真にドロップシャドウをかけて浮かせるように見せた(写真27、28、29、30、31)。

写真のおかげで背景の寂しさがまぎれたものの、今度は立っている一部の人物の上に写真がかぶってしまった。そこで、人物の頭をそれぞれ切り抜いて、写真の上に重なるように配置(写真32)。これでさらに立体感のある紙面となった。

渦模様のテーマカラーで和的な雰囲気に

それでも上の方がなんだかさみしく感じる。そこで、和的な模様を入れてみようかなと思って、テーマカラーを地にして渦模様のパターンを製作。一番したに配置することで寂しさをまぎらわした(写真33)。

せっかくなので4面に登場した飼い犬も入れてあげよう(親心)。渦模様のパターンを丸く切り抜いて、犬の画像を上に乗っければ完成だ(写真34、35)。

目次と青海波パターンで和風結婚新聞

これで紙面の大枠はできた。ここから最後の仕上げにかかります。

目次を作る

作った紙面にはまだ目次がない。そこで、題字とロゴを合わせたものを添えてページをつくる(写真36、37)。

しかし、これでもまだ最下部が寂しく感じる。そこで、中面の背景をにぎやかすために作った渦模様のテーマカラーを帯状にして繋いでみた(写真38)。これで全体的にまんべんなくにぎやかな印象を与えることができたと思う。

宣伝も忘れず

おっと、忘れてはいけないのが宣伝。最後のページの一番下の帯に控えめにのっけた(写真39)。

これで「あなたの新聞」の紙面デザインが完成(写真40)。一見簡単そうに見えるが、写真をどう使えば、どう配置すれば、どう加工すれば効果的に見せることができるのか一つずつ思案しながら作っているので、レイアウトの大枠をつくるまで丸2日ほどかかっている。

手間をかけたレイアウトはテンプレートに勝る

何度も主張していますが、この手間暇はテンプレート形式の新聞ではとても真似できませんし、クオリティーは天と地の差があります。

10数年、新聞記事を書いて、編集に携わってきた私は、自分の作品に絶対的な自信を持っています。私がつくる結婚新聞は日本一であるという矜持を持って製作に携わっています。

結婚新聞だけではありません。これまでに還暦新聞やスポーツ大会に出場した際のチームの記念新聞など、形を変えながら色々な新聞を作ってきました。一生の記念に残る新聞を本当のプロに作ってもらいたい方は、現在制作費が無料となるモニターを実施中なので、お問い合わせからお申し込みください。

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ABOUTこの記事をかいた人

新聞社の記者をしています。仲間との起業を夢見て、これまでに学んできたノウハウを記しておきます。現在、主に結婚新聞や企業・団体向けの広報紙を制作していますが「こんな紙面をつくってほしい」とのご要望にも随時お応えしています。