2019年のプロ野球もいよいよ交流戦です。この時期は中日ドラゴンズファン、もとい中日マスコットのドアラファンにとって新たな風物詩が話題となっています。2017、18年に中日新聞の片隅に掲載されたドアラの広告は、読者や全国のドアラファンの視線をかっさらいました。今年も期待通り中日新聞にドアラの新しい広告シリーズが掲載されたので紹介します。

Contents

2019年のドアラ広告「ハンパない逆襲」

ドアラvsソフトバンク:バリかった

2019年6月4日の中日新聞に掲載された交流戦ドアラ広告

2019年のプロ野球交流戦の幕開けで登場したドアラ広告。初戦のソフトバンクを相手に「ハンパない逆襲」をしかけたいドラゴンズですが、ドアラは博多ラーメンの大食い対決で、ホークス相手に大人気なく「バリかった(勝った?)」と一言。肝心の試合の行方は…?

ドアラvs楽天:ずっとこっちのターン

2019年の中日vs楽天用のドアラ広告

2019年の中日vs楽天用のドアラ広告

2019年の交流戦は中日が3連敗という最悪のスタートでした。次戦の楽天は「ずっとこっちのターン」。仙台名物の牛タンを一方的に食べ続けているドアラの絵です。ずっと中日の攻撃ならいいのですが実際は…。

遅ればせながら2019年ペナントレース用のドアラ広告もアップしました。

2019年プロ野球ペナントレースのドアラ広告

【2019年ドアラ広告】「ナゴヤのぎゃくしゅう」中日新聞

2019年6月5日

2018年「点をとりたい」シリーズ

2018年ドアラ広告の5つ全てを集めた

2018年ドアラ広告の5つ全てを集めた

2018年のプロ野球開幕ドアラ広告シリーズは、見た目通り「点をとりたい」シリーズでした。

ドアラvs巨人:きょじんをたおせ

2018年3月26日付の中日新聞に掲載されたドアラ広告

2018年3月26日付の中日新聞に掲載されたドアラ広告 

「きょじんをたおせ」ことしは点をとりたいー。こんなキャッチコピーで掲載されている広告は、いたずら好きなドアラが「きょじん」の「じ」の字の濁点を奪ってしまう絵となっています。
いちいち説明するのも無粋な気がしますが、オチとして濁点を取ることと、野球の点を取ることをかけているようです。

ドアラvsヤクルト:ツバメにうちかて

2018年3月27日付の中日新聞に掲載されたドアラ広告

2018年3月27日付の中日新聞に掲載されたドアラ広告

2018年のドアラ広告第2弾(3月27日付)は、ヤクルトでした。
キャッチフレーズは「ツバメにうちかて」で、ヤクルトのトリコロールカラーを基調としたデザイン。巨人の時と同じように、ツバメの「バ」の濁点をとることと、「得点」をとることをかけているようです。

ドアラvs阪神:タイガーをしとめろ

2018年3月28日付の中日新聞に掲載されたドアラ広告

2018年3月28日付の中日新聞に掲載されたドアラ広告

2018年のドアラ広告第3弾は阪神タイガースでした。

キャッチコピーは「タイガーをしとめろ」。やはり濁点を取ることと、点を取ることをかけあわせたフレーズになっています。こうなると、30日付は必ず広島カープが掲載されるので、29日付の新聞は横浜ベイスターズになると思われます。

ドアラvs横浜:ベイをこえろ

2018年3月29日付の中日新聞に掲載されたドアラ広告

2018年3月29日付の中日新聞に掲載されたドアラ広告

2018年のドアラ広告第4弾は横浜ベイスターズでした。

キャッチコピーは「ベイをこえろ」。モリで「ベイ」の濁点をついてしてやったりのドアラ先生です。ここでもやはり「ことしは点をとりたい」のサブタイトルとなっています。

ドアラvs広島:鯉にたちむかえ

2018年3月30日付の中日新聞に掲載されたドアラ広告

2018年3月30日付の中日新聞に掲載されたドアラ広告

プロ野球の開幕日の中日新聞に掲載されたドアラ広告は「鯉にたちむかえ」。最後の広告は何か志向を変えてくるのかと思いきや、最後までサブタイトルは変わりませんでした。

「きょじん」「ツバメ」「タイガー」「ベイ」。ここまでみんな平仮名かカタカナだったので、最後も「コイ」か「カープ」のどちらかを使うのだろうと思っていましたが、漢字の「鯉」についている魚偏の「点」を取るとは正直想像できませんでした。

2017年ドアラ広告「かたきをうって」

2018年で初めて開幕前のドアラ広告を目にしたという方もいるかもしれません。そんな方のために、2017年に掲載された開幕前と交流戦前に掲載された広告を紹介します。
前回はセ・リーグの対戦相手のペットマークが登場して、弱々しいドアラ(中日ドラゴンズ)がボコボコにやられる姿を自虐的に取り上げました。
一方、交流戦では強気にパ・リーグのペットマークを攻撃するドアラの様子を愛らしく取り上げていました。
それに比べると、今回のは大喜利的なとんちを効かせた広告にはなっていますが、見た目のインパクトは昨年には劣るような気がします。他球団の名前を使い、ドアラ先生がどのようにこき下ろすのか、みんなで今年も注目してみましょう(今年も交流戦もドアラ広告を企画するのかな?)。

2018年交流戦広告「勝利はあげない」シリーズ

ドアラvsオリックス:ぼくそうあげる

2018年プロ野球交流戦オリックス戦のドアラ広告「勝利はあげない」

2018年プロ野球交流戦オリックス戦のドアラ広告「勝利はあげない」

2018年の交流戦もついに開幕。今年のドアラは「点を取りたい」シリーズだったので、交流戦も似たようなイメージで作るのかなあと思い込んでいましたが、前回のスタイルと同じ感じに戻ってしまいました。
「ぼくそうあげる」とバッファローに餌を与えるドアラ先生。でも、「勝利はあげない」。まさに2017年の広告イメージです。
個人的には、点を取りたいシリーズよりも、昨年のシリーズを踏襲したほうが可愛らしくて好きなので、戻ってくれてよかったです。

ドアラvs日本ハム:あげあげる

6月1日からドラゴンズが対戦する日本ハム用のドアラ広告がお目見えしました。今度はキタキツネ(?)に油揚げを与えるドアラ先生が登場しました。
「あげ」はあげるけど、勝利はあげない。
モノで油断させようとするセコい、いや狡猾なドアラ先生のキャラクターそのものです。
そういえば、今回の交流戦の広告はいずれも背景にハートマークがついています。勝手な推測ですが、これは今年の球団スローガン「原点回帰doragons愛!」を意味しているのでしょうか。

ドアラvsロッテ:パンあげる

2018年プロ野球交流戦千葉ロッテ戦のドアラ広告「勝利はあげない」

2018年プロ野球交流戦千葉ロッテ戦のドアラ広告「勝利はあげない」

6月5日からドラゴンズがホームで迎え撃つ千葉ロッテマリーンズとの交流戦。やはりカードの初戦となる6月5日付にドアラ広告がお目見えしました。
なんと、カモメにドアラ先生の命(?)ともいえる食パンをあげているではありませんか!
イラストを見るに、年俸数年分にもなる食パンを惜しげも無く与えつつも、やはり勝利はあげない宣言。
そういえば、昨年の「ドアラも勝ちたい」広告シリーズでは、ドアラはカモメに食パンをあげませんでした。
今年は敵にも「ドラゴンズ愛!」をにじませてはいますが、いちファンとしてはやはり勝利はあげないでほしいものです。

ドアラvsソフトバンク:えんぎものあげる

2018年プロ野球交流戦ソフトバンク戦のドアラ広告「勝利はあげない」

2018年プロ野球交流戦ソフトバンク戦のドアラ広告「勝利はあげない」

2018年プロ野球交流戦も4カード目。ドラゴンズと対戦するソフトバンク用のドアラ広告が登場しました。

タカに「えんぎものあげる」というドアラ。

一富士二鷹三茄子。今までになかった斬新な切り口です。

過去の作品では食べ物(牧草、油揚げ、パン)を与えていたから、食べ物は外れてこないだろうと予測していましたが、まさかの縁起物でした。

ちなみに、昨年の交流戦では、タカの「ツメ切った」広告でした。

愛があふれる広告ではありますが、パリーグ相手に勝利をあげすぎているドラゴンズ。残り試合でなんとか巻き返してほしいものですね。

ドアラvs楽天:そだててあげる

2018年プロ野球交流戦、楽天戦のドアラ広告「勝利はあげない」

2018年プロ野球交流戦、楽天戦のドアラ広告「勝利はあげない」

プロ野球交流戦も残すは2カードとなりました。パリーグ5カード目の対戦相手は楽天イーグルス。もちろんドアラ広告も掲載されました。

今回のキャッチフレーズは「そだててあげる(勝利はあげない)」。

可愛らしいイヌワシをガラガラであやすドアラ先生。ドラゴンズ愛の名の下に愛情あふれる微笑ましい絵ですね。

これまでは牧草、油揚げ、パン、茄子と全て「モノ」をあげてきましたが、今回は育てるという「行為」に変化しています。

こうなると、最後の西部ライオンズはなにを「あげる」のか気になりますね。

ドアラvs西武:オシャレにしてあげる

2018年プロ野球交流戦、楽天戦のドアラ広告「勝利はあげない」

2018年プロ野球交流戦、楽天戦のドアラ広告「勝利はあげない」

2018年プロ野球交流戦、最後の西武ライオンズ戦を前に掲載されたドアラ広告は「オシャレにしてあげる」でした。

ブラシを片手にライオンにリボンをつけてあげたドアラ先生。モノから行為へと移り変わる流れ自体は変わりませんでしたね。

開幕前のドアラ広告は新パターン、交流戦は前例踏襲に戻した?

2018年のドアラ広告を振り返ると、「あげない」をテーマに意地悪の数々を重ねた2017年と比べて、愛にあふれながらも「勝利はあげない」という従来のテーマは崩さず、マイナーチェンジした印象でした。やはり開幕前の広告は前回に比べてインパクトが薄かったような気がしたので、交流戦では「前例踏襲」に戻したのでしょうか?

他球団マスコットにいろいろ世話をしてあげたにもかかわらず、肝心の試合ではソフトバンク以外にはボロボロにやられたドアラ、いやドラゴンズ。交流戦後もパッとしませんし、今年もダメかな…という思いが日に日に積み重なっていく今日この頃であります。

2018年ドアラ広告の5つ全てを集めた

2 件のコメント

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    新聞社の記者をしています。仲間との起業を夢見て、これまでに学んできたノウハウを記しておきます。現在、主に結婚新聞や企業・団体向けの広報紙を制作していますが「こんな紙面をつくってほしい」とのご要望にも随時お応えしています。