毎日新聞の選抜高校野球面が漫画風な件【新聞ネタ】

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2017年3月23日付の毎日新聞の運動面を開いてみたら、けっこう面白い作りをしていたので、小ネタとして取り上げておこうと思います。

何が面白いのかというと、新聞なのに「漫画風」なのです。

ズドンの文字が漫画調、見出しの背景に集中線

実際に当日の新聞を見てみましょう。運動面で選抜高校野球を取り上げている面ですね。

2017年3月23日付の毎日新聞

2017年3月23日付の毎日新聞スポーツ面(選抜高校野球・左面)

毎日新聞は選抜高校野球の主催社なので、毎年派手に展開しています。その中でも特に目を引いたのがこちら。

「延長14回 ズドン と完投」「強気の直球」

見出し自体が良いとかそうゆうものではなく、紙面がなんだか漫画風なんですよね。いや、完全に漫画ではないのですが「ズドン」や「強気の直球」の背景にも集中線(ベタフラッシュ)が使われています。新聞ではこれが限界なんでしょうね。

2017年3月23日付の毎日新聞

2017年3月23日付の毎日新聞スポーツ面(選抜高校野球・右面)

今度は右面に移ってみましょう。こちらは「最大のピンチに最小失点」の部分に吹き出しが使われています。吹き出しとえば通話アプリ「LINE」のような吹き出しを思い浮かべるかもしれませんが、あえて破裂型にすることで緊張感というか、実況感を出したかったのでしょうか。

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吹き出しが破裂型、Illustratorで制作?

「4番 カキーン 4安打」。下の見出しも、左面の「ズドン」と同様に特殊なフォントの見出しを使っていますね。記事を囲っているちょっと太めの四角い線は漫画の枠なのでしょうか。

「カキーン」や破裂型の吹き出しはおそらくIllustratorを使用して作ったと思われます。組版ソフトに画像扱いでIllustratorで作った見出しや吹き出しを置いて、その上や周りに組版ソフトで作った普通の見出しを置いているのでしょう。

よく見ると枠から若干飛び出しているあたりを見ると、枠と見出しを一体にした「画像」をイラレで作り、面に置いたものと思われます。

変わり種こそ毎日新聞の文化?

こうゆう変わり種(トリッキー?)の紙面を作るのは毎日新聞によく見られます。そういえば、2016年には年初にSMAPの解散騒動が起こった時(結局は解散しましたが…)、運動面の見出しにSMAPの曲が使われていることが話題に上がりましたよね。

その日の運動面を作ったデスクの好みでああゆう紙面が誕生したと聞いていますが、私個人の意見でいうと、こうゆうのはなんだかこそばゆくて苦手ですね。整理記者はある程度紙面を私物化してもよいとは思いますが(それくらいでないといい紙面は作れないと思う)、見出しにかなり無理があったような気がします。あれを社会面でやろうとするのはさすがに無理があるでしょうし、いろんな偶然が重なってできたという意味では奇跡的な一枚ではあると思います。

私は朝日新聞のようなシンプルでスタイリッシュなレイアウトが好きなので、これが好きかといえば好きではないですが、実際に紙面にする心意気は評価していいと思います。こうゆう取り組みは最初にやった人が一番えらい。業界における二番煎じは所詮、コロンブスの卵なのです。

何度も強調しますが、今回の漫画風といいSMAP紙面といい、何かをやろうとする気概があるのはいいことだと思いますし、新聞におけるマンネリの脱却という意味でも一石を投じる紙面だと思います。賛否両論はあるとは思いますが、最初にやろうとした整理記者の発想やアイデアを短時間で形にできる行動力はすごい。毎日新聞さん、これからも面白い紙面を期待しています。

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2017年3月23日付の毎日新聞

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ABOUTこの記事をかいた人

新聞社の記者をしています。仲間との起業を夢見て、これまでに学んできたノウハウを記しておきます。現在、主に結婚新聞や企業・団体向けの広報紙を制作していますが「こんな紙面をつくってほしい」とのご要望にも随時お応えしています。