ドラマやアニメに登場するダミー新聞はプロから見ると「ダサい」

スポンサーリンク


日本では新聞を手にする方は日に日に減っていると言われていますが、日常生活における存在感はまだまだ健在だと感じています。

その証拠として、アニメやドラマでは現在も小物として新聞が度々登場しています。

話の中で登場する事件事故を調べようとした際に、新聞を開くシーンがありますよね。

凝ったドラマだと提携関係にある新聞社の題字を利用したダミー新聞も登場します。例えば日テレ系列なら読売新聞、テレビ朝日系列なら朝日新聞の題字を利用するといった具合に、雰囲気が似ている新聞が作られていることもあります(中には題字をもじったパロディー新聞も見かけます)。

ただ、このようなダミー新聞がどのように作られているかはわかりません。記事を書いている私も大手紙の整理記者(いわゆる編集者)として働いていますが、ドラマに使われているようなダミー新聞を作っている光景は見たことがありません。一体、どこで作っているのでしょうね。

劇中に出てくる新聞は、編集ルールが守られていない

それはさておき、役者(またはキャラクター)が新聞を開くシーンでは、その人の視点で新聞の内容を一瞬ではありますが確認することができます。私はこのダミー新聞をちらっと見るたびに感じることがあるのです。

「全然新聞の程をなしていない」

登場するのは一瞬のことなので記事の内容まで確認する余裕はありませんが、レイアウトや見出しに絞って評価をすると、記事の流れ方はグチャグチャで、見出しの本数(文字数のこと)も守られていないなあとガッカリしてしまいます。

最近見た事例では「相棒」というドラマで逮捕された容疑者の顔写真が1段の大きさで掲載されていました。その写真説明は「業務上横領容疑で逮捕された(名前)容疑者」と書かれていたのですが、1段の顔写真を掲載する場合、それに付く写真説明は通常、名前(今回の場合は容疑者も付く)しか掲載されません。容疑名まで付くと1段の顔写真のサイズでは数行にも及んでしまうため、顔写真のみの掲載の場合は名前と肩書きしかつけないのが普通です。

新聞も細部にこそ神が宿る

このダミー新聞はきっとドラマの制作を請け負った美術さんあたりが作ったのでしょうが、普段から新聞を読んでいない人が作ったんだなあという感じが伝わってきました。こんな細かいところまで視聴者はわからないよ、と言われたらそれまでなのですが、プロとして編集に携わる人の視点からすると細部にこそ神が宿るのであり、リアリティーが伝わると思っています。

このページをご覧の方も何かしらの仕事をお持ちでしょうが、ドラマやアニメの設定や小道具などを見て「こんなの現実とは全然違うよ」と突っ込みを入れたくなった経験はありませんか。きっと私と同じような整理記者の方は、ドラマを見て同じことを思うはずです。

ArtsyBee / Pixabay

業者が作る新聞もまた「偽物」がはびこる現状

ここまで「ドラマやアニメに登場する新聞はプロの編集者の視点から見ると作りがダサい」という話をさせていただきました。一方、ドラマやアニメに限らず現実世界で個人的に作られた新聞もまた、プロの視点から見ると「なんだかなあ」と思うことがたくさんあります。

素人が好きでやっている手作り新聞なんだから文句を言われる筋合いは無い、という答えが返ってきそうですが、これはその通りです。新聞のルールを理解していようがいまいが誰にでも新聞を作る自由はありますので納得のできる新聞作りをしてほしいと思っています。

スポンサーリンク

新聞を作る業者が「新聞っぽいもの」を作っている?

では、業者にお金を払って制作を依頼した新聞が、ルールが守られずに「新聞っぽいもの」を作っていたらどう思いますか?お金を払っているのですから、普段目にする一般紙やスポーツ紙、雑誌のようなカッコイイ作りにしてほしいと思っている方は当然いるでしょう。

私は大学を卒業して新聞社に就職し、取材や編集に携わって10数年が経ちました。毎日のように新聞を目にして、作る側として思うのは、新聞制作を請け負っているサービス業者は、新聞を知らない人が作っているのではないかということです。

テンプレートに写真と記事を少し手を加えた「新聞」

いわゆる「なんちゃらブライダル新聞」のようなサービスを展開している業者は、レイアウトのテンプレートをいくつか用意していて、希望のテンプレに写真と記事をちょこちょこ書き換えて「新聞っぽいもの」を作っています。依頼者がそのクオリティーで納得できるのであれば私から申し上げることは何もありませんが、「世界に一つだけの新聞」をテンプレを使って作っているというのは矛盾した話ではないでしょうか。

テンプレならいただいた写真と文字を入れ替えるだけで完成です。でも、そこに何の価値があるのでしょうか。ネット社会が発達してからというものの、どんな情報も検索で手に入れることができるため、特別な技術に手が届きやすくなったり、より安い価格で希望の品が手に入るようになりました。しかし、それは言い換えれば「技術が軽んじられている社会」とも言えます。同時に本物と偽物の区別がつきにくくなり「本物っぽいものならいいや」とコピーや安物が市場に出回るようになりました。だから、上記に挙げたような会社がいくつも存在しているのでしょう。

ブライダル新聞業界に風穴を開けたい

2016年12月に作った新聞(1ページと4ページ)

2016年12月に作った新聞(1ページと4ページ)

当サイトは、そんな既存業者、業界に大きな風穴を開けようと設立されました。厳密にはまだ起業はしておらず、メンバーはそれぞれの仕事場で活動しているため、実績や信用度はまだまだ低いというのが現状です。

テンプレ一切なし、完全オリジナルの新聞を制作

しかし、我々の売りは「取材から編集まで完全オリジナルの新聞」です。テンプレートを一切使わず、一から記事を起こし、題字ひとつからデザインしてオリジナル新聞や広報紙を制作していきます。現状では起業していないため利益をいただかないボランティアとして活動をしているのが現状なので、制作費はいただいておりません(制作にかかるソフト代の一部のみご負担いただいております)。よって、既存業者よりはるかに安い料金で制作させていただいてます。現役のプロの編集者がこの業界に参入するというのは、既存業者が最も恐れていることでしょう。それをこれから実現させようとしているのです。

同業他社の新聞と比較して我々のデザインを比較してほしい

結婚新聞などのお祝い新聞や広報紙の制作を当サイトにご依頼する前にぜひ、同業他社が作る作品もじっくりと見てください。同業他社と我々の作品を比較していただいた上で我々のデザインやクオリティーの方が優れていると判断していただいた上で、納得してご利用いただけたら、我々としてもこんなにうれしいことはありません。(「あなたの新聞」の作品例はこちらから)

「あなたの新聞」は新聞制作に長年携わってきたプロが作る本当の新聞を一般の方に実感してもらうための活動です。「こんな新聞を作ってみたいのだけれども、どうすればよいのか」といったご相談も受け付けております。お問い合わせはこちらからお願いします。

スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

新聞社の記者をしています。仲間との起業を夢見て、これまでに学んできたノウハウを記しておきます。現在、主に結婚新聞や企業・団体向けの広報紙を制作していますが「こんな紙面をつくってほしい」とのご要望にも随時お応えしています。