家族の誕生日に記念日新聞をプレゼント

「あなたの新聞」では普段、結婚新聞の製作依頼が多いのですが、それ以外にもさまざまな用途で新聞を作る機会があります。

今回は私事ですが、私の家族向け、祖母に誕生日のお祝い新聞を作ってみました。普段はなかなか言えない「ありがとう」を新聞に込めて作った作品です。

Contents

91歳になる祖母に向けた誕生日新聞

91歳になる祖母に向けた誕生日新聞

91歳になる祖母に向けた誕生日新聞(名前部分には画像処理を施しています)

私の祖母は2017年3月で91歳になりました。高校生まで実家暮らしだった私は、祖母の世話になりっぱなしで生活してきましたが、大学で離れて暮らしてからは会う機会も激減。

今は年に2〜3度しか会う機会がなく、実家の滞在期間も2〜3日。祖母は私が帰ってくるなり「いつ帰るんだい」と聞いてきます。きっとすぐ帰ってしまうのでさみしいんだなとは思いつつも、なんだか素直になれなくて「仕事があるからしょうがないだろ」と悪態をついてしまいます。

そんな祖母も気づけば90歳を超えていました。祖父が2011年に亡くなると、祖母は介護に手を焼く時間こそ減りましたが、一人で過ごす時間も増えて寂しそう。

私たち家族は、働き者だった祖父に何も孝行できなかった反省から、祖母には節目節目でお祝いをしようと一緒に旅行などをしてきました。しかし、一層歳を重ねるにつれて、外出も嫌がるようになりました。

そんな折、祖母は一度も誕生日を開いてもらった経験がなかったという話を聞いて、家族みんなで誕生日を祝おうと誕生会を計画、実行したのです。

普段言えない「ありがとう」を新聞に

家族は、おいしい食事や祖母の負担にならない薄いダウン、ひ孫は一生懸命書いた絵などをプレゼント。遠方に住む私は「帰ってくること自体がプレゼント」とよく言われるのですが、自分にしかできないプレゼントにしたいと思い、新聞を作ることにしました。

上記で紹介した画像がプレゼントした新聞です。大きさはA3で、最近家族で撮影した写真を組写真風に並べてみました。リード文と家族のコメントをLINE風の吹き出しにして作っただけの簡素な新聞。文字サイズは視力に難を抱える祖母でも読みやすいように通常の倍近い大きさに設定しました。

どうせ家族向けだし、ちゃちゃっと作ってしまおうか。最初はそんな思いで作り始めたのですが、いざ作り始めるとやはり納得のいくクオリティーを求めてしまうのがプロ根性なのでしょうか。Illustratorで、かすれた風合いを出した祖母のスタンプを作ったり、題字も2階調にして切り抜いた顔を貼り付けるなど、ディテールにこだわった作品を作りました。

印刷は近所のセブンイレブン。IllustratorからスクリプトでPDF変換した新聞のファイルを、A3のフルカラーで印刷します。

実際に祖母に新聞を渡すと、じっとコメントに見入ってくれたよう。他の家族からも「よくできているね」と声をかけてもらえました(それを商売にしようとしていますからね…)。

新聞はラミネート加工を施して、家の居間に飾ることに。今回は少しでも祖母に孝行ができた帰省になりました。

いろいろな記念日新聞も製作できます

今回は身内向けということもあってA3の表だけの簡単な新聞でしたが、ご要望があれば裏表の2ページでも製作することができます。

誕生日だけでなく、出産や入学、卒業、サークルの紹介や試合の様子を新聞にしたいという提案も大歓迎です。

もちろん、現在は起業前なので新聞の制作費は無料。IllustratorやPhotoshopを年間契約で利用しているため、そのソフト代の一部を活動維持費(5000円のみ)として負担していただくのみです。

新聞紙面のファイルデータをPDF形式にしてお渡しして、あとは業者やコンビニに依頼すれば簡単に印刷することができます。

新聞製作に関するお問い合わせはこちらからお願いします。

91歳になる祖母に向けた誕生日新聞

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

新聞社の記者をしています。仲間との起業を夢見て、これまでに学んできたノウハウを記しておきます。現在、主に結婚新聞や企業・団体向けの広報紙を制作していますが「こんな紙面をつくってほしい」とのご要望にも随時お応えしています。